サイバー攻撃のトレンド:従業員が知っておくべき5つのポイント

更新日:2024.09.24 投稿日:2024.09.24 従業員教育

サイバー攻撃の手法は日々進化しており、企業や組織にとって常に新たな脅威となっています。そのため、従業員一人ひとりが最新のサイバー攻撃のトレンドを理解し、対策を講じることが求められます。この記事では、従業員が知っておくべき最新のサイバー攻撃トレンドと、それに対する基本的な防御策を5つご紹介します。

フィッシング攻撃

フィッシング攻撃とは?

フィッシング攻撃は、偽のメールやウェブサイトを使って、従業員の個人情報やパスワードを盗み取る手法です。特に、信頼できる組織を装ったメールが送られてくることが多く、従業員がうっかりリンクをクリックすると、攻撃者に情報を提供してしまうことになります。

対策

  • 不審なメールを開かない:メールの送信元アドレスやリンクのURLをよく確認し、怪しいと感じたらすぐに削除します。
  • メール内のリンクをクリックする前に確認:マウスをリンクに重ねて、表示されるURLが正しいものか確認することを徹底しましょう。

ソーシャルエンジニアリング攻撃

ソーシャルエンジニアリング攻撃とは?

ソーシャルエンジニアリング攻撃は、人間の心理を利用して情報を引き出す手法です。例えば、電話でのなりすましや、親切なふりをしてパスワードを聞き出すケースが挙げられます。

対策

  • 個人情報を安易に提供しない:電話やメールでの問い合わせに対し、安易に情報を提供しないよう注意します。本当に信頼できる相手か確認してください。
  • 身元の確認を徹底する:不審な問い合わせがあった場合、相手の身元を再確認する手順を社内で確立しましょう。

ランサムウェア攻撃

ランサムウェア攻撃とは?

ランサムウェアは、コンピュータをロックしたり、データを暗号化したりして、その解除のために金銭を要求する攻撃です。従業員が不正なリンクをクリックしたり、不審なファイルをダウンロードしたりすることで、組織全体が被害を受けるリスクがあります。

対策

  • 不審な添付ファイルを開かない:不明な送信元からのメールに添付されたファイルを開かないようにします。
  • 定期的なバックアップを行う:個人のファイルも含めて、重要なデータは定期的にバックアップを取りましょう。

ビジネスメール詐欺(BEC)

ビジネスメール詐欺(BEC)とは?

BECは、企業の経営者や財務担当者になりすまして送信されたメールで、金銭や重要な情報を騙し取る手法です。通常、送信元のメールアドレスが本物に非常によく似ているため、注意が必要です。

対策

  • メール送信元を慎重に確認する:特に金銭に関わる要求が含まれるメールの場合、送信元のメールアドレスが正しいか確認し、直接本人に電話などで確認します。
  • 二重チェックのプロセスを導入する:高額な取引や支払いには、複数の承認を求める手続きを導入し、誤って送金するリスクを減らします。

不正ソフトウェア(マルウェア)の感染

マルウェアとは?

マルウェアは、コンピュータに不正にインストールされる悪意のあるソフトウェアのことです。感染すると、データが盗まれたり、システムが破壊されたりするリスクがあります。

対策

  • 信頼できるソフトウェアだけをインストールする:インターネットからソフトウェアをダウンロードする場合、必ず信頼できる公式サイトから入手するようにします。
  • セキュリティソフトを最新の状態に保つ:アンチウイルスソフトやセキュリティツールを導入し、常に最新の状態に更新しておきます。

まとめ

サイバー攻撃の手法は年々進化しており、従業員が知識を持ち、日々の業務で注意を払うことが非常に重要です。フィッシング攻撃やランサムウェア、ソーシャルエンジニアリングなど、どれも従業員の日常的な行動に関係しています。これらの基本的な対策をしっかりと理解し、日々の業務で実践することで、組織全体のセキュリティを強化しましょう。

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